大切なことは小さな声で伝える

【大切なことは小さな声で伝える】
「これだけは絶対に覚えておきなさい」という言葉を、子供に伝える時があるとします。
そう言う時は、静かに、真剣に、目を見て伝えましょう。
これはテクニックの話になるかもしれませんが、大切な言葉を届けるには届け方があるのです。
もしかしたら、「大きな声で伝えた方が伝わるのでは?」と考える人がいるかもしれません。
それは少し違います。
大きい声の特徴は、緊急時や大勢への指示に向いており、時には怒りを感じさせ、恐怖を与えることもあります。
伝えたいのは指示でもなく、もちろん恐怖でもありません。
大切なことを伝えたいのです。
ですから、ちょうど聴こえる声の大きさが適しています。
伝える人数が少なければ、それだけ小さな声になります。
近くで話せば、それだけ小さな声になります。
言葉というのは、心が音に変化したものです。
ですから言葉は、耳に届けても意味がありません。
心から、心に届けるものです。


