生きる上で大切なことは態度で伝える

【生きる上で大切なことは態度で伝える】
あるところに、5歳になってもミルクしか飲まない男の子がいました。
何を与えても食べてくれない。
ミルクを飲まないとヒステリックになって暴れてしまう。
お母さんは悩み、疲弊し、不安に押しつぶされそうな日々を送っていました。
しかしある日を境に、この子はなんでも食べる子に変わっていきます。
それは、両親が「食べなさい」と言うのをやめたことです。
ただ、お父さんとお母さんが美味しそうにご飯を食べる姿を見せました。
するとこの子は、少しづつ食べ物を口に入れるようになり、半年後には別人のようによく食べる子になったのです。
これまで両親は食事の度に暗くなり、険しい表情で、不機嫌な態度でご飯を食べていました。
ですから彼も、食事の時間が嫌いでした。
食べるというのは生きることです。
「なんで食べないの!」「なんで残すの!」と言われ続ければ、子供はとても生きづらい思いをします。
そういう生きる上で大切なことは、言葉ではなく態度で伝えていかなければならないのです。


