シンプルに学力を上げる方法

【シンプルに学力を上げる方法】
子供の学力を上げようと考えた時、「何をすればいいのか」はとても難しい課題です。
例えば親は、どうすれば子供が勉強好きになるか、どうすれば授業についていけるか、どうやって宿題に取り組ませるかなどと考えるかもしれません。
確かにこうした仕組みづくりや工夫も大切ですが、正直難易度が高く、考えることも膨大です。
もっとシンプルな方法で、子供の学力を上げることは可能です。
と言うより、どのような子供の学力が高いのかは様々な研究で明確な結論が出ているので、すべて真似をすれば確実に学力が上がります。
(紹介するのは統計的なデータになります)
まず、「朝ごはん」です。
朝ごはんをしっかり食べる子は、全く食べない子より学力が高いです。
少しだけ(パン1枚など)食べる子はその中間に位置しています。
さらに、家族みんなで朝ごはんを食べる子は、1人で食べる子よりも学力が高くなります。
次に「睡眠時間」です。
こちらは年齢にもよりますが、睡眠時間が短い子より、長い子の方が学力が高くなります。
しかし、年齢に対してあまりにも長すぎる睡眠は学力が下がるデータもあります。
そして「運動」です。
運動をする子の方が、運動をしない子に比べて学力は高くなります。
最後は「スマホ等(インターネットに接続できる機器)の利用時間」です。
残念ながら、スマホの利用時間に概ね比例して学力は低下します。
”概ね”と言うのは、1日の利用時間が「全く利用しない」子よりも、「30分未満」の子の方が成績が高くなる教科もあったという研究データもあるからです。
さらに面白いデータがあります。
家庭で全く勉強をしない子と、勉強する子を比べたら、それはもちろん後者の方が学力が高くなります。
では、スマホを1日3時間利用するが家庭学習を2時間する子と、スマホも家庭学習も全くしない子では、どちらの学力が高かったでしょうか。
答えはなんと、スマホも家庭学習も全くしない子の方でした。
これは、スマホが脳の機能を低下させるという話に繋がってくるのですが、今回はその話は置いておきます。
まとめると、学力を上げる方法は次の通りです。
よく食べ、よく寝て、よく体を動かし、スマホの利用時間は最低限にするとなります。
そんなの当たり前だと、感じた人もいるかもしれません。
本当にその通りです。
当たり前のことが一番重要なんです。


