大切なことほど忘れてしまう

【大切なことほど忘れてしまう】
仕事をする上で大切なこととは何でしょう。
与えられたタスクを確実にこなすことでしょうか。
それとも、お客様に価値を提供することでしょうか。
私の答えは、楽しく働くことです。
仕事の仕方や提供するサービスの形というものは、改善・進歩していく可変的なものです。
しかし、仕事ができる喜びを感じながら働いたり、自分の働きによって豊かになる人の姿を想像しながら熱心に働くことは、いついかなる場合においても必要な姿勢です。
しかし、分かっていても日が経つと忘れてしまいます。
仕事だけではありません。
人間関係、健康、子育て、そういう物事における本当に大切なことは、本当はそんなに大切じゃないことに埋もれていってしまいます。
ですから、思い出す習慣が必要なのです。
私は毎日本を読みますが、正直子育てに関連する本には同じようなことが書かれています。
健康に関する本も、人間関係に関する本も、本当に大切な内容というのは、何度も学んできたことです。
それでも読む度に、「ああそうだった」「忘れていた」「できていなかった」と感じるのです。
そして思い出して、また意識しながら生活していくのですが、気づくとまた忘れています。
なのでまた、思い出すために学習するのです。
人間は間違える生き物です。
大切なのは間違えないことではありません。
間違いに気づき、道を正していくことです。
「自分は間違っていない」と考えるのは傲慢です。
気づかないうちに、誤った方向に進んでいるのです。
何事においても、本当に大切なことというのは普遍的です。
だからこそ私たちは、繰り返し学んでいくしかないのだと思います。

