知っているものは好きになる

【知っているものは好きになる】

当然のことかもしれませんが、人は知っているものほど好きになることが分かっています。

好きなことや興味があることを知っていくというケースもありますが、そういう話ではありません。

例えば、2つの商品のどちらかを買う時、より詳しい情報を持っている商品に対して魅力を感じます。

その会社の創立者の名前や理念、本社所在地など、使用する上で全く必要のない情報であったとしても、よく知っている方の商品を選ぶ傾向にあるのです。

これはザイアンス効果と言うのですが、逆に言えば、人は初めて見るものやよく知らないものに対しては警戒心を持つとも言えます。

では、子供に当てはめて考えてみましょう。

わかりやすいのは「予習」です。

予習とはまさに「知っている」状態を作るための最たるものです。

ちなみに、塾の講師や学校の先生方の話では、予習をした生徒がいると「それ知ってる!答えはあれでしょ!」と、授業の進行が妨げられてしまう可能性があるので、正直やりにくいという話もあるようです。

しかし、子供の立場で考えたら、この「それもう知ってるよ!」という状態こそ、「好き」の種です。

答えのわからないクイズが続けば誰も面白くない。

答えのわかるクイズは楽しい。

答えがわかればテストも楽しい。

授業の内容が分かれば、学校の勉強も大好きになります。

私の体操クラブでも、2コマ続けて受講する生徒は一つ前の時間で出した課題を知っている場合があります。

「この技、なんていう名前だと思う?」と問題を出した時、「僕知ってる!台上前転」と答えます。

予習と復習によって、この子は台上前転という技名をよく覚えるでしょうし、前向きに練習にも取り組みます。

予習と復習の場面は日常でいくらでも作ることが可能です。

スーパーで買い物をしている時に、「このリンゴは青森のものだね。青森はリンゴが有名だね」と話し、ご飯の時に「青森県って何が有名なんだろう?」と尋ねてみるなどです。

このように、人は知っているものを好きになるということを頭に入れておくことで、子供が様々なことに興味を持ち、意欲的に探求していくのだということを覚えておくと良いかもしれません。

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