やさしい子はどう育つのか

【やさしい子はどう育つのか】
皆さんは、自分のお子様にどんな人になって欲しいと願うでしょうか。
この質問に対する答えは、ある程度傾向が出ています。
地域の小中学校が実施している保護者向けのアンケートや、文科省系の家庭教育調査などによると、最も多くの保護者が子供に対して望んでいる人物像は、
「やさしくて、思いやりがある子」です。
算数ができる子より、スポーツができる子より、優しい子になってほしいのです。
ちなみにアメリカだとさらにこの傾向が強まり、日本以上に多くの割合の保護者が、子供に対して「やさしさ」を望んでいます。
さて、私たちはここで、さまざまな疑問と向き合わなければなりません。
どうして我が子に、優しい子になってほしいと願うのか?
優しい人とは、具体的に何をする人なのか?
優しい子の、育て方を知っているのか?
私自身は優しいのか?
では果たして、多くの人が優しさを望むこの世界は、優しさに溢れているのでしょうか。
もしそうなら、何も心配はいりません。
子供は世界を見て、親を見て育っていくのです。
優しい社会で育った子供が、なぜ”ひとでなし”になるでしょうか。
自然と優しい子に育つはずです。
ちょっとスケールが大きいので、もう少し身近な話をしましょう。
私たち親は、我が子にどんな心で接すればいいのでしょうか。
今日は重要な一つの考え方をご紹介します。
それは、「優しい人は損をする」という考えを改めることです。
優しさを他人に向けるというのは、自分のモノや時間、労力を他人に分け与え、それに対価を要求しないということです。
多くの人は、これを『損』だと考えます。
「人に優しくしてしまったら、良いように利用される人間になる」と心配します。
実は、そのマインドを持っている時点で、「やさしい子になってほしい」という気持ちと矛盾しています。
なのでまずは、親が「優しい人は得をする」という考えを持たなければなりません。
きっとこれは、簡単なことではないでしょう。
しかし、これこそが優しい子育てのスタートラインなのです。


