子供は当事者である

【子供は当事者である】
自分の身に降りかかる出来事は、例外なく自分にも責任があります。
それはこの世界の原理原則です。
たまたまその場を通っただけで、被害を受けたとしても、そこを通った自分に責任はあるのです。
「責任がある」というは、「あなたが悪い」という意味ではありません。
『当事者である』と言う意味です。
子供同士の言い争いや喧嘩において、彼らが主張するのは「私は悪くない」です。
「仕方なのないことだった」「相手が先に手を出した」ということです。
これを否定する必要はありません。
なぜなら、原因と行動がはっきりしているからです。
「こういう物事が起きたから、それに対してこう行動した」という道筋は大切です。
問題があるとしたら、「私には関係ない」という主張があった場合です。
「もう、向こうで遊んでていい」「話は済んだでしょ」
これは、状況によって否定する必要があります。
「君は悪くないかもしれない。でも、関わっている以上、君の問題でもあるんだよ」と。
そう言ったら、子供は「じゃあどうすればいいの?」と聞くかもしれません。
では、自分は悪くなくて、相手の行動に原因がある時、子供は当事者として何を考えればいいのでしょう。
それは例えば、
「どうすればこの問題に巻き込まれなかったか」
「もしまた同じことが自分の身に降りかかったらどう行動するのが適切か」
「相手はどんな気持ちでいるだろうか」
このようなことです。
物事に対して当事者意識を持ち、考えを巡らせることができるというのは『優しさ』です。
子供はまず、1対1の関係において当事者意識を身につけていく必要があります。
それが成長するにつれ、家族・地域・環境・政治・会社の問題など、あらゆる物事に対して、自分にも責任があるという視点を持つことができるようになります。
これこそ、世の中に必要とされる人格ではないでしょうか。
「子供は当事者である」
この考えは、子育てにおいて非常に重要です。


