優しい子になるための土台

【優しい子になるための土台】

私は、自分の子供に「優しい子」になってほしいと願っています。

きっと、皆さんも同じ意見を持っていると思います。

さて、「優しい子」と一言で言っても、それはどのような状態でしょうか?

具体的に言うならば、他人を助けたり、気遣いができたり、時には許してあげることです。

では、どんな力が育っていれば、こうした行動が取れるようになるのでしょう。

それは、『人の感情を汲み取る力』です。

相手が今、困っているのか、喜んでいるのか、怒っているのか、恥ずかしいのか。

これをできる限り正確に汲み取るのです。

この力が育っていなければ、相手の感情に予測を立て、自分の行動を決めることができません。

例えば、「これをしたら相手は喜ぶな」「これを言ったら相手は悲しむな」という予測です。

感情を汲み取り予測を立てる力が、「優しい子」の土台なのです。

ではどうすれば、人の感情を汲み取る力が育つのでしょうか。

その方法は、感情の話をすることです。

嬉しいことがあった時は、「あなたがこれをしてくれたおかげで、今私はとても嬉しい気持ちになったよ」と伝えます。

子供が悪いことをした時は、「そんなことしないで!」と叱るだけでなく、「あなたがそれをすると、悲しい気持ちになる人がいるよ」と伝えます。

このように、子供の行動や起きた物事によって、感情がどう動いたかを伝えていきます。

時には、「高揚した」「腹が立つ」「切ない」といった、子供にとって少し難しい言葉を使うことも非常に効果があります。

自分の中で知識のない感情を、相手から汲み取ることはできないからです。

子育てにおいて重要なのは感情教育だと、心の底から感じます。

「こうあるべき」という、道徳教育だけでは不十分なのです。

社会の根元にあるのは人の感情です。

人の心を理解できる人間の育成を、目指していきたいと思います。

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