自分を尊敬する

【自分を尊敬する】
皆さんは、自分を尊敬しているでしょうか。
自分のこれまでの過去と、現状現状を受け入れ、心から認めることができるでしょうか。
これをご覧の方の中には、「自分には常に厳しくあるべきだ」と考える人もいるでしょう。
それはとても素晴らしい考えだと思います。
ただ、自分に厳しくすることと、自分を尊敬することは別問題です。
自分を尊敬することは、慢心ではありません。
「自分はこんなものではない」「今よりもっと成果を出せる」「もっと努力が必要だ」
と、自分に厳しく接しながらも、自分を尊敬することはできるのです。
むしろ、その姿勢こそ尊敬に値します。
人は誰しも、欠点を抱えています。
その欠点を見つけると、「自分なんて」と感じることがあるかもしれません。
ではこう考えてみたらどうでしょう。
「欠点を抱えながらでも、立派に生きている」と。
例えば、ヘレンケラーは2歳の頃の病気が原因で、視力と聴力を失いました。
乙武洋匡さんは、先天性四肢欠損症という病気で、両手両足を持たずに生まれてきました。
彼らのような人々の生き様を見たら、誰もが尊敬の念を抱くでしょう。
間違っても、普通と違うからダメだなどと思う人はいません。
私たちも同じです。
程度の差こそあれ、普通ではない特性を持っています。
それは人と関わる時や仕事をする時に枷となるかもしれませんし、その特性は誰からも理解されないものかもしれません。
ですから、まずは自分が認めてあげなければならないのです。
「自分はよくやっている」と。
この心を『自尊心』と言います。
これこそ、生きる力の土台に他なりません。
この心を育むことが、子育ての大きな課題なのです。
ですから、子供を無理に褒める必要も、欠点を隠す必要もありません。
ありのままの全てを認め、「悪いことは悪い」「良いことは良い」と諭し、「あなたは十分よくやっている」と伝えていく必要があるのだと思います。
さて、冒頭の質問を思い出してください。
子供の自尊心を高めようと思ったら、まずは自分からです。
親ができないことは、子供にも難しいでしょう。
人を育てるというのは、いつも自分を育てるということなのです。


