自発的に学ばない子供なんていない

【自発的に学ばない子供なんていない】
「子供が自発的に学ぶにはどうしたら良いか」
そんな悩みを持つ親御さんがいます。
しかし、これは問いの立て方から間違っています。
自発的に学ばない子供なんて存在しません。
「学ばない姿勢」が見えるのだとしたら、それは興味がないのです。
誰だって、興味のないことを「学びなさい」「練習しなさい」と言われてもやる気になりません。
それで、「うちの子は自発的に学ばない」と言われても、子供が困ってしまいます。
子供は勝手に学ぶ生き物です。
学び方の指導すら必要ありません。
赤ちゃんがハイハイを始めて、やがて二足歩行を習得するように、学ぶ力はもともと備わっているのです。
逆に、正しい二足歩行のやり方を赤ちゃんに対してスモールステップでちゃんと教えようとしたら、「うまく歩けない子」がたくさん育つでしょう。
学びは自然体で良いのです。
冒頭の質問には、こんな言葉が隠されているのだと思います。
「将来役に立ちそうな、頭が良くなりそうな、世間一般的に健全な物事に対して、子供が自発的に学ぶにはどうしたら良いか」
きっと、こういう意味です。
結局そこには、「子供をコントロールしたい」という感情があります。
これは私の意見ですが、もしも息子が時間を忘れて熱中できるものを見つけたら、学校の勉強そっちのけで構いません。
興味関心のないものに費やす時間がもったいない。
とことんハマれば良いのです。
とは言っても、どんなに避けようとも周りからは「普通の勉強をしなさい」「将来大変なことになる」などという言葉が降りかかるでしょう。
息子にはどうか、そんな確証のない言葉に負けないで、自分の意思を貫いてほしいと願います。
子供は毎日、自発的に学んでいます。
否定されそうだと思ったら、隠れてでも学ぼうとします。
それが人間の性です。
大切なのは、子供の進む道を操作しようとしないことです。
「やりたいこと」と「やらせたいこと」がぶつかれば、噛み合わなくなるのです。


