没頭という名のタイムマシン

【没頭という名のタイムマシン】
これまで「集中力がない」という子を、たくさん指導してきました。
親御さんの言う「集中力がない」というのは、「先生の話を静かに聞けない」とか、「席にじっと座っていられない」という意味です。
確かに聞いていた通り、そういう子は指示を無視して走り回ったり、私たちのアドバイスを聞かなかったりと、自分勝手です。
だけど彼らは、めっちゃくちゃ楽しそうにその場にいます。
そして、レッスンが終わる時間になって、「あいさつをするから並んでね」と言うと、「え、もう終わり?」と驚きます。
他人の時間感覚を知ることはできませんが、子供にとって50分は決して短くない時間です。
それを「もう50分たったの?」と表現できると言うことは、「集中していた」ということです。
この子たちは、決して集中力が無いわけではありません。
時間感覚がズレるほど、物事に夢中になる集中力を持っています。
「言うことを素直に聞く」=「集中」ではありません。
没頭というゾーンに入り、タイムマシンに乗る経験をした子供は、正真正銘の集中力を手にいれるでしょう。


