プロセスを省いてはいけない

【プロセスを省いてはいけない】
突然ですが、依存しやすい物事には、以下のような特徴があります。
「プロセスを省いて快楽を得られる」
つまり、どれだけ早い(速い)かが重要なのです。
甘いものがなぜ依存性を持っているのか。
それは、血糖値が上がるという快感を速攻で得られるからです。
血糖値が上がらない(ゆっくり上がる)ものより、急激に上がるものを好んで食べてしまうのは当然と言えます。
「依存」まで行かずとも、私たちはプロセスを省いて快楽を与えてくれるものを好むという、本能を持っています。
さて、「何かを知る」ということも快楽の一種です。
だから我々は、生まれながらにして学習することが好きなわけです。
知的好奇心や探究心など、「知りたい」という欲求ですね。
こちらも、プロセスが省かれると快感が増します。
要は、「考えなくても答えが分かる」という状況です。
みんな答えを求めています。
効率よく、できるだけ早く、成果を出したいのです。
しかしながら、プロセスを省いた学びに価値はありません。
学びというのは、学ぶ過程にこそ意味があるからです。
答えだけ知っていても、他に応用ができません。
正解のない問いに対しては、向き合うことすらできません。
それは座学に限らず、運動の学びも同じです。
逆上がりができること自体に、価値はありません。
できるようになるまでのプロセスに価値があるのです。
極端な話、頑張って練習した結果できるようにならなかったとしても、試行錯誤した経験や目標に向かって努力した経験はかけがえのない財産となります。
何事も、プロセスを省いてはいけません。
考えること・立ち止まること・練習すること、時には時間をかけることに価値があるのです。


