子供の行動は全てメリットがあるからやっている

【子供の行動は全てメリットがあるからやっている】

人の行動原理には、ある一つの原則があります。

それはメリットがデメリットを上回ったら行動し、反対にメリットが下回ったら行動しないというシンプルなものです。

子供の行動も全く同じです。

大人からすれば無意味で、明らかにデメリットしかないと思われるような行動であったとしても、本人からすればメリットがあるからやっています。

例えば、学校で先生や同級生に対して暴言を吐く子がいたとします。

普通に考えれば、暴言を吐くという行動は、この子にとってメリットがありません。

ですから、「そんな愚かな発言はやめなさい」と指導することが自然な流れです。

しかし、それはその子の感情を無視した指導です。

なぜその子は暴言を吐くのか。

それは、暴言を吐くことが、その子にとってメリットがあるからです。

暴言を吐くメリットとして最も当てはまるのは、自分を強く見せれることです。

また、自分に注意が向くことや、様々な不安を打ち消すことなどが考えられます。

どのメリットを獲得しようとしているのかは、注意深く子供を観察することである程度予測を立てることが可能ですが、原因の一つとして考えられるのは「自信の無さ」です。

子供に限らず、人は誰しも自分への劣等感を抱いています。

だから自分を大きく見せようとしたり、自分に注意を向けようとしたりするのです。

「不安」というのも、本来は自信が相殺してくれるものです。

しかし、自信がなければそういったストレスを発散するために、問題行動を起こしたり、攻撃的になったりします。

では、暴言を吐く子に対してどのように指導をすればいいのでしょうか。

まず必要なのは、「そんな言葉を言われたら悲しい」という正論ではありません。

本人の感情を理解し、代弁することです。

「不安な気持ちがあるんだね」

「今は、そういう言葉を使いたいんだよね」

これだけで十分です。

暴言をやめさせようとすれば、衝突するだけです。

衝突すれば、子供は反発するでしょう。

ですから、まずは共感です。

そのために、『子供の行動が本人にどんなメリットをもたらすのか』を考えることが大切なのです。

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