人は忘れる生き物

【人は忘れる生き物】
脳は常に情報を取捨選択しています。
また、当たり前のことをいちいち新鮮な情報として扱いません。
ですから私たちは、本当に大切なことを疎かにし、当たり前のことをすっかりと忘れてしまいます。
子育てをしていると、どんどんこの沼にハマります。
子供の将来を心配し、成長を期待し、何が効果的で、何が害なのか。
そればかりに気を取られてしまいます。
私は毎日、子育てや教育に関する情報を配信していますが、まさに子育ての沼にハマっている一人なのかもしれません。
本当に大切なことはそういうことではありません。
朝起きて、子供の顔が見れること。
これ以上に幸せなことがあるでしょうか。
泣いていようが、不機嫌だろうが、うんちを漏らしていようが、反抗期で「おはよう」を言ってくれなかろうが、
子供の姿を見れるだけで、親は幸せなのです。
子供が母親のお腹の中にいる時、親が願っているのは「どうか無事に生まれてきてほしい」ということだけです。
頭が良くなってほしい、お菓子を食べすぎないでほしい、運動ができてほしい、優しい子になってほしい。
こんなことはまず、考えません。
無事に生まれてきてくれたからこそ出てくる、贅沢な願望なのです。
子供に期待し、健全な成長を願うことは、何も悪いことではありません。
しかし、本当に大切なことはもっと近くにあって、幸せはすでに手の中にあることを忘れてはいけません。
人間は忘れる生き物です。
だから、思い出す必要があります。
我が子の顔を見れるというこの上ない幸福を、当たり前の出来事として処理することほど、愚かなことはありません。
これ以上の幸せは無いのです。


