相手のために話すとはどういうことか

【相手のために話すとはどういうことか】

近くの人と、こんなゲームをやってみてください。

①ジャンケンをする。

②勝った方は5分間話をし、負けた方は財布から千円を取り出す。

③勝った人はどんな話をしても構わないので、5分後に負けた人から「千円払うので続きを聞かせてほしい」と言わせる。

いかがでしょう。

難しいゲームだと思いましたか?

これは、千円分の価値のあるトーク力があなたにあるか、という話ではありません。

相手の気持ちになって会話を組み立て、どうすれば相手が喜ぶかを考えながら、向き合っているかという話です。

千円を払わなかったとしても、「続きが聞きたい」「あなたともっと話がしたい」という気持ちに相手がなったかどうかです。

このゲームをした時、とりあえず思いついた自分の興味関心のある物事について話す人はいないでしょう。

まずは相手が何に興味を持っていて、何を欲しがり、何に困っているのかと、ニーズを探ろうとするはずです。

これが、相手のことを考えて話すということです。

相手が、「この話の続きに興味はない」と判断したとしても、落ち込む必要はありません。

それは結果の話だからです。

重要なのはここからです。

もしもあなたが、話す前から「この話をしても相手は続きを聞きたいなどとは思わない」と断言できるのであれば、

少なくともそれは、相手のための会話ではなく、自分のための会話をしようとしているということです。

なぜなら、相手の興味を探ろうとすらしていないからです。

大切なのは、『相手の気持ちを考えながら話す』という心構えなのです。

お客様に対してそれをするのが「営業トーク」などと言われますが、少々違和感を感じます。

相手の興味を探り、求めているものを提示するというのは「日常トーク」であるべきです。

なぜ、仕事の時だけ、お客様に対してだけするのでしょうか。

家族、友人、上司、部下、身近な人間関係に対してこそすべきだと、私は思います。

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