大人は大変で子供は気楽?

【大人は大変で子供は気楽?】
今と昔、どちらが大変なのでしょうか?
よく議論されることです。
例えば、
「昭和の頃は残業して当たり前だった、今は恵まれている」
「現代は情報社会で皆不要なストレスを抱えている、昔は気楽だった」
などと言ったことです。
では視点を変えて、大人と子供はどちらが大変なのでしょうか?
これについても、考え始めれば様々な意見が出ることでしょう。
大人も色々大変ですし、子供は子供で大変なのです。
先の問いも含め、こうした議論自体に意味はありません。
私たちはいつだって、自分を中心に物事を考えています。
ですから、若い世代を見て「甘い」と感じ、子供を見て「気楽でいい」という感情が芽生えるのです。
「自分は辛さを乗り越えてきた」「自分は大変な目に遭っている」と。
「相手の立場になって物事を考える」という心が、すっかりと抜け落ちています。
子育てにおいても、これは大きな落とし穴です。
「親は大変、子供は気楽」
こんな考えがベースにあるとしたら、子供の気持ちがわかる日は来ません。
彼らが日々、どんな試練と向き合い、どれだけ必死で生きているか、想像したことはあるでしょうか。
子を守る親の強さも大したものですが、子供は子供で怒涛の日々を過ごしているのです。
子供の脳機能・筋力・体型・経験値・創造力を可能な限り考慮した上で、その立場になって物事を考えてみてください。
そうすれば、「子供はすごい」「毎日よくやっている」と、尊敬の心が溢れてくるはずです。
つまり、子供の強さを感じることができます。
だから、私たちは親離れができるようになるのです。
子供の強さを認められなければ、いつまで経っても「この子なら自分がいなくても立派に生きていける」という気持ちになれません。
彼らは自立に向かい、今日も逞しく生きています。
子供は強いのです。


