母性というマインドセット

【母性というマインドセット】
職業柄、日々多くの子供と関わらせていただいてます。
学校の先生や保育士の方々と比べて、一人一人の子供との関わる時間は長くありませんが、
その分、程よい距離感で子供たちと向き合うことができています。
私の元に来る生徒の中には、ADHDやASD、LD、DCDといった特性を持つ子もいます。
例えば、コミュニケーションの取り方が特殊で、悪気なく相手を傷つけてしまう子。
技の説明や次の指示が、言葉では伝わらない子。
こだわりが強く、思い通りにならないと癇癪を起こしてしまう子。
感情のコントロールができず、暴力的になってしまう子。
彼らと関わるたび、私が再確認するのは「母性を持つこと」です。
とはいえ、本当の意味で子供たちに対し母性を発揮することはできません。
私は彼らの実の親ではありませんし、そもそも男である以上「母性」は備わっていないのかもしれません。
それでも、生徒と向き合う上では、母性的な愛情を持つべきなのです。
どんな言葉をかけるか、どんな指導をするかという話ではありません。
それ以前のマインドセットの話です。
目の前の子供が、どんな特性を持っていたとしても、「あなたはあなたのままでいい」という心を持つことが何よりも大切だということです。
母性というのは、『どれだけ他人があなたを否定しようとも、私だけはあなたを認めているわ』という気持ちなのです。
だからといって、「自分勝手でいい」「他の子に迷惑をかけてもいい」「成長しなくてもいい」ということでは決してありません。
表面上は、厳しい指導をすることももちろんあります。
友達を叩いた子に、「あなたはあなたのままでいいよ」なんて言ってはいけません。
「集団で活動するのなら、あなたは態度を改めなければならない」と厳しく伝えます。
けれども内心は、「ありのままのあなたを認めているよ」と常に思っておくのです。
子供が伸び伸びと成長するためには、大人からの無性の信頼が必要です。
ですから私は、日々この心を磨いているのです。


