兄弟喧嘩はスポーツです

【兄弟喧嘩はスポーツです】
我が家には年子の男兄弟がいますが、毎日激しいバトルを繰り広げております。
男の子に限った話ではありませんが、兄弟でケンカをするのは自然なことです。
むしろ、しない方が問題なのです。
とは言っても、見ている親は心配ですよね。
怪我をするんじゃないかとか、どんどん乱暴に育つんじゃないかとか思ってしまいます。
何より、取っ組みあって、罵声を飛ばして、泣き叫んで、もううるさいのなんの。
「ケンカは見守ればいい」と聞きますが、「そんなの無理なんですけど」という人が多いと思います。
そんな方々に、一つの考え方をご紹介しようと思います。
兄弟喧嘩というのは、スポーツです。
あれは、スポーツをしているんです。
結局、強い方が勝ちます。
負けた方も、何度も挑みます。
そして、試合が終了したら、ちゃんと仲直りをします。
大人が「謝りなさい」なんて言わなくても、彼らは言語も交わさずに仲直りをするのです。
見事なものです。
ケンカは相手を心底恨んでやっているのではありません。
力の強い兄なんて、ちゃんと手加減をしています。
硬くて重いおもちゃで叩けば、相手が怪我をすることを弟も分かっています。
お互いルールを守ってケンカしているのです。
兄弟喧嘩は、試合終了の合図がだいたい決まっています。
どちらかが戦闘不能、つまり泣いたら終わりです。
ほとんどの場合、勝った方は追い討ちをかけたりしません。
「もう、絶交だ!」みたいな雰囲気になっていますが、5分もすれば仲良く遊んでいます。
このように、ケンカの行く末は子供に任せるのが原則です。
しかし、度を超えた時に止めてあげるのは、見ている大人の役割になります。
この時大事なのは、ただ止めるだけということです。
ケンカに介入するのではありません。
「これ以上はやりすぎだよ」というラインを教えてあげるのです。
子供は大したもので、(誤解が無いと嬉しいのですが)喧嘩も上手になるのです。
やり過ぎないようにするのはもちろん、決められたルールの中でいかに相手を翻弄するかという技術を身につけていきます。
そして、仲直りする中で、相手を許すことや関係を修復する経験を重ねていきます。
まさに、スポーツなのです。
勝った方を讃えたり、負けている方を応援したりはしませんけどね。
ラグビーの試合終了のことを「ノーサイド(敵も味方もない)」と言います。
兄弟喧嘩もその精神です。
終わったら、どちらも悪くない。
「おやつでも食べようか」と切り替えればいいのです。
そして「今回もお疲れ様」「今日はあと何試合するのかな」という心境でいる方が気が楽です。
ケンカをする度、子供は良い方向に成長しているということを、忘れてはいけません。


