今この瞬間に子供は満たされている

【今この瞬間に子供は満たされている】

週末、朝から家族で出掛けて帰ってきた午後3時ごろ。

夕ご飯までの時間、上2人の兄弟を連れて家から一番近い公園に遊びにいきます。

彼らにとって、これが今、最も楽しい時間なのです。

出掛けている最中から、「帰ったら公園に行きたい」と言っています。

その公園にあるものといえば、滑り台と鉄棒ぐらいですが、数組の親子がキャチボールができるぐらいの広さがあります。

要は、広くてほとんど何も無い公園なのです。

そんな公園で何をするのか。

長男は自転車でひたすらトラックを走り回り、次男は砂をいじっています。

時々、兄弟合流して一緒に砂をいじり、次の瞬間にはケンカをしています。

そんな調子で、2時間も夢中になって遊ぶのです。

17時の鐘が鳴ると、私は彼らに「帰る時間だね」と伝えます。

すると彼らは、必死になって「まだ遊びたい」と訴えます。

このような光景、何も特別なことはありません。

子供であれば、普通のことです。

しかし、良く考えてみると、すごいことなのです。

特に次男に至っては、2時間砂で遊べるのですから。

なんて幸福度の高さでしょうか。

砂に夢中になれるのです。

しかも砂場ではありません、グラウンドのカッチカチの砂です。

どちらかといえば、地面です。

お風呂に入って見ると、2人ともうなじがこんがり日焼けしています。

何をしてあげるのが子供のためなのか。

そんな悩みが、頭をかすめる時があるかもしれません。

その答えは、大人からすれば拍子抜けするほど、簡単なものなのかもしれません。

出かけようと思って外に出た途端、玄関から車に乗るまでの数メートルが子供にとってはアドベンチャーなのです。

なぜ、子供がいると準備に時間がかかり、計画通りに物事が進まないのでしょうか。

それは、今この瞬間、この場所が楽しくて、幸せで、仕方ないからです。

「何を与えるか」など、子供にとっては愚問です。

一歩進めば、世界は魅力にあふれているのですから。

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