罪を恨んで人を恨まず

【罪を恨んで人を恨まず】

子供が何か失敗をしたり、他人に迷惑をかけてしまった時、親はどう感じるでしょうか。

「なんでこの子はドジなんだ」

「なんて失礼な子なんだ」

場合によっては、「どうしてこんな子に育ってしまったんだ」。

こんなふうに感じている時、悪いのは子供の「行為」ではなく、「子供自身」になってしまっています。

例えば、子供が物を壊したとしましょう。

しかもそれが、不適切な扱い方だった場合、皆さんはどんなふうに子供を注意するでしょうか。

「こら!乱暴するから、壊れたじゃない。どうしてあなたは物を大切にできないの?」

よくある表現ではないでしょうか。

私も言ってしまうことがあります。

しかしながら、この伝え方は子供の行為と人格を完全に混同してしまっています。

「あなたは乱暴」「あなたは物を大切にできない子」と言っているのです。

そうは言ってなくとも、子供自身はそう捉える可能性が高いでしょう。

ですから、行為と人格は分けて注意すると良いです。

「こら!乱暴するから、壊れたじゃない」とはじめに言うのは、構いません。

大切なのはその後です。

「あなたには、物を丁寧に扱う力があるはずだよ。乱暴に扱ったらいけないよ。」

例えばこう伝えます。

これならば、「あなたは物を丁寧に扱うことも、乱暴に扱うこともできる」と、完全に行為にフォーカスした言い方となります。

そして、「乱暴に扱うことがいけないんだ」と指導しています。

これが、人格を否定せず、行動を否定するというテクニックです。

おまけとして、こんな言い方もできます。

「あなたは手先が器用な子なんだから、物を丁寧に扱うこともできるわ。でも乱暴に扱ったら壊れてしまうよ」

これは叱っているのに褒めているというテクニックです。

子供は、物を乱暴に扱ってしまった行為を反省しつつ、自己肯定感を高めることができます。

チャンスがあれば試してみたいですね。

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