プライドと自尊心の違い

【プライドと自尊心の違い】
この二つは混同されがちです。
例えば、「プライドが傷つく」と「自尊心が傷つく」、これは似ているようで全く状況が異なります。
プライドというのは、自分の理想像であり、社会的評価へのこだわりです。
「自分は優秀だ」「自分は負けない」「自分は器の大きい人間だ」
これらの自己イメージが崩れた時、プライドが傷つくわけです。
「算数は得意なのに、平均点以下だった」などといった時にです。
では、自尊心とは何でしょう。
これは、「できてもできなくても、自分には価値がある」という感覚です。
自尊心が高ければ、失敗しても、負けても、思い通りにならなくても、つまりプライドが傷ついても自分の価値は失われないのです。
ですから、「自尊心が傷つく」という状況は深刻です。
「自分には価値がない」「自分は何をやってもダメ」「どうせ次もうまくいかない」
これらは、人生全体に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。
こんな形をイメージしてください。
「自尊心」という土台の上に「プライド」という要素が乗っかっているのです。
両者は「自己イメージ」というグループの中で、常に連動しています。
これによって、次のような現象が起こります。
自尊心が高い人ほど、プライドは低く見えるという現象です。
なぜなら、間違いを認めても、知らなくても、失敗しても、自分の価値が揺るがないからです。
一方、自尊心が低い人は、プライドにしがみつきます。
理想の自分が崩れたら、「自分には価値がない」という恐怖が顔を出すからです。
そのために、言い訳をしたり、責任転嫁をしたり、負けを認めなかったりするのです。
子供のプライドが高いというのは、個性として全く問題ありません。
プライドというのは、大なり小なり、誰もが持っているものだからです。
ただし、妙に理想にこだわるのであれば、それは自尊心が低いことが問題なのかもしれません。
だからこそ、私たちが育まなければならないのは自尊心です。
自尊心は、どれだけ高くても、困ることはないのです。


