子供の可能性を伸ばす教育

【子供の可能性を伸ばす教育】
よく耳にする言葉です。
では、一体、「子供の可能性」とは何でしょう。
このことを、勘違いしてしまっている人がいるのではないかと感じています。
子供の可能性とは、
「将来、大物になるかもしれない」
「医者になるかもしれない」
「有名なスポーツ選手になるかもしれない」など、
そういうものではありません。
これは、誰かとの比較や、親の願望によって生じる、限定的な理想像にすぎません。
確かに、そうなる可能性もあるのですが、「何になるか」を想像し始めた時点で、可能性は狭まっています。
子供の可能性とは、「子供のできること」に目を向けなければ見出せません。
子供が何に興味を持っていて、これまでにどんな成長を遂げてきたのか、今何ができるのか、それこそが『子供の可能性』なのです。
これに子供自身が気づき、「高めよう」と思った時、少しずつできることが増えていきます。
理科に興味がある子供を前に、「科学者になるかもしれない」というのは、可能性を広げていません。
そう感じたとしても、子供に伝えるべきではないでしょう。
子供が将来どうなるかは、誰にもわからないのです。
この子が将来、何者かになった時、理科に興味を持った経験が、何かしらの形でその子の助けになる時が来ます。
子供のした、あらゆる経験において、これが当てはまるのです。
それが、「子供の可能性」であり、唯一無二の存在になるということです。
今を生きることでしか、子供の可能性は見出せません。
他人と比較するのではなく、その子が何を持っているかに目を向けなければなりません。
子供がハイハイをして、歩けるようになった時の感動を思い出してください。
子供が何を持っているか、何を成したかを見つけるのは、本来難しいことではありません。
しかし、他人と比べ始めた途端、雲がかかったように見えなくなってしまうのです。


