親と子の繋がり

【親と子の繋がり】
「子は親の鏡」
この言葉は、疑いようのない真実です。
私たち親の希望であると同時に、耳を塞ぎたくなるような絶望の言葉でもあります。
なぜかと言うと、子供が良い子であれば、親の良い側面を映し出した結果であり、子供が悪い子であれば、親の悪い側面を映し出したという、短絡的な結果論を招くからです。
この考えは、注意が必要です。
子供は間違えます。
人に迷惑をかけ、罪を犯し、聞き分けを持たず、我儘に振る舞います。
また、社会の辛さを知り、人間関係に疲れ、塞ぎ込んだり、行き場のない怒りを露わにするかもしれません。
そんな時、親は、「子は親の鏡」であるという言葉に直面します。
「子供がこんな状態になったのは、親のせいだ」と、自分自身を責めるのです。
あるいは、「親の悪いところが似てしまった」と、子供の性格を悲観するのです。
いずれにしろ、この考えは、子供の批判であると同時に、自己批判でもあります。
この、『批判の心』を持っている限り、なかなか道は開けません。
後悔と自己嫌悪は、思考を過去に縛りつけ、未来への希望を閉ざします。
子が親に似るのは当然です。
良いところも、悪いところも似るのです。
似ているから、親子なのです。
その上で、他でもない私自身が、我が子を育てているのですから、子供は親のありのままを映し出します。
また、パートナーの性格・言動、関わる姿勢の全てを、同じように映し出します。
つまり、子供を認めるということは、自分自身を認めるということであり、パートナーを認めるということなのです。
子供を最も惑わせ、心を不安定にするのは、親の自己批判に他なりません。
「あなたのその性格・行動・言動・態度は、私が原因なのね」という言葉は、親の自己批判のようで、子供の批判なのです。
親と子は繋がっています。
親が自分自身を認め、信じる心こそが、ありのままの我が子と向き合う姿勢の土台となるのではないでしょうか。


