子供の後伸び

【子供の後伸び】

親の願いは、子供が将来、自分の能力を存分に活かし、幸せに生きていけることです。

今どうかより、将来どうなっているかの方が重要なわけです。

間違っても、幼い頃は秀才と呼ばれていたが、年々落ちぶれていき、大人になった時には自信を失っているという事態は避けたいでしょう。

「子供が後伸びする」とは、どういうことでしょうか。

小学生の頃は全然勉強ができなかったけど、中学に入った頃には不思議と勉強ができるようになっている?

というのは、少し違います。

こんなに都合の良いことはありません。

これは親の理想であり、あるべき姿の押し付けです。

「子供が後伸びする」とは、『機が熟すまで待つ』ということです。

はっきり言って、機が熟さなければ、その物事をする必要はありません。

先ほどから例に挙げている「勉強」で言うならば、子供が「勉強しよう」と思うまで待つのです。

「それではうちの子は、一生勉強なんてしません」と思う方がいるかもしれません。

ならばその子は、受験などには向いていないということです。

テストで高得点を取ることを要求するのも酷でしょう。

そもそも、「勉強しないと将来困る」というのは、幻想です。

勉強ができなくても、将来困りません。

確かに、勉強ができることは価値あることです。

しかし、「勉強ができる」=「学校のテストで高得点が取れる」というのは、たくさんある価値の一つであることを忘れてはなりません。

もし、子供がテストを持ち帰ってきて、その点数が本人の想定より悪く、落ち込んでいたとします。

それで本人の中に、くやしさが湧き上がり、「ここは分かっていたのに間違えてる」「これはよく考えれば解けた」「ここを復習しておけば」というところまで考えが至った時、『機が熟した』ということになるのです。

あるいは、本人が進学先を意識し、将来を意識し、「受験」というものの必要性を感じ、自分の現状を知り、「やってみるか」と心が動いた時、『機が熟した』ことになるのです。

勉強に限らず、このように子供の内側から「やってみたい」「やるしかない」という感情が湧き上がることが、『後伸び』の正体です。

子供の感情を無視してはいけません。

親が待てるかどうかで、子供が後伸びするかどうかが決まります。

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