指導のよろこび

【指導のよろこび】

私は、指導者という仕事に誇りを持っています。

そして心から、指導者になれたことを嬉しく思っています。

「指導者をしていて、嬉しい瞬間はなんですか?」と聞かれたとします。

多くの指導者は、「子供の成長が見れた時」だと答えるのかもしれません。

もちろんその瞬間が、この上ない喜びであることは間違いありません。

しかし、私にとっては、子供と向き合う時間全てが、喜びに満ち溢れています。

生徒が入り口のガラス越しに見えた瞬間から、嬉しさでいっぱいになります。

クラブに入ってきたら、走って飛びついてきてくれる子、「よろしくお願いします!」と大きな声でいう子、寝起きで少し不機嫌な子、一目散に遊び始める子、そのどれもが可愛くてたまらないのです。

そっと近づいてきて、何食わぬ顔で「わたしが来ましたけど、何か言うことがあるんじゃないですか」という態度をする子もいます。

可愛すぎます。

レッスン中も、子供たちは様々な表情を見せます。

一心不乱に技に取り組む子、楽しそうにずっとピョンピョン跳ねてる子、うまくできなくて投げやりになる子、兄弟でいつも喧嘩をしている子、

友達と話していて次にやることがわからない子、1番に並べなくて悔しくて泣いている子、全てが愛おしく感じます。

ときに、おふざけをしていて他の生徒に迷惑をかけたり、全然練習をしない子がいたら、私はその子にお話をします。

「君は何をしにここに来たんだい?みんなは何をしに、ここに来ていると思う?」と。

その子が、納得した様子で体操に取り組み始めたと思ったら、2分後にはまたおふざけをしてしまったりします。

そんな光景が、愛おしくてたまりません。

ダメな子なんていません。

悪い子なんて、1人もいません。

みんな可愛い、私の教え子たちです。

私はこの仕事が、本当に大好きです。

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