無駄なことをして生きている

【無駄なことをして生きている】
ある時、こんな言葉に出会いました。
「効率よく生きたいのなら、生まれてすぐ死ねばいい。人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きているんだよ」
私の好きな言葉です。
確かにこの世界は、「やらなければならないこと」で溢れています。
仕事、家事、育児、睡眠、食事、、、
やらなければならないことをやっていたら1日が終わる、そんな毎日の繰り返しだと、感じている人もいるかもしれません。
気持ちはわかります。
それでも実は、よくよく考えてみると、私たちは「やらなくてもいいこと」にエネルギーを使っているものです。
そんなに仕事をしなくても、そんなにスマホを見なくても、そんなに考えすぎなくても良いことばかりなのです。
けれども私たちは、「もっとこうしたほうがいい」「後悔しないためにやっておこう」「周りの人はやっている」「今よりもっと豊かに暮らしたい」と思うから、できる限りのことをするのです。
それは悪いことでしょうか?
否、何も悪くありません。
むしろ、良いことだと思います。
ですから、こう考えれば良いのです。
私たちのやっていることは、ほとんどが無駄なことなのだと。
しかし、その無駄なことにこそ意味があるのだと。
私たちは、「生きている」という実感のために、無駄なことを精一杯詰め込んでいるのです。
ですから、忙しいというのは、「生きている」ということなのです。
私は休日、息子たちを連れて車を出します。
どこに行くかは、決まっていません。
「森!」と言われたら、森で遊び、お腹がすいたら家に帰ります。
「まだ遊びたい!」と言われたら、コンビニで済ませてまた森に戻ります。
森まで行った後、「家で遊ぶ!」と言われたら、家に帰れば良いのです。
どこに行くか意見が分かれて喧嘩が始まったら、喧嘩の時間です。
せっかくやることが決まっても、雨が降ってきたら予定変更です。
ものすごく、効率の悪い休日です。
無駄なこともたくさんやっています。
前日から計画的に動くのも自由、行き当たりばったりで動くのも自由。
もっと楽をして過ごすのも自由なのです。
こんな無駄な過ごし方をしている時こそ、私は充実します。
時間に余裕があるとかないとか、やることが多いとか少ないとか、そんなことは関係ないのです。
せっかく生きているのですから、無駄なことをたくさんやって、効率の悪いことをたくさんやればいいと思います。
少なくとも、そうした時間の使い方をしてしまった時に、後悔する必要はありません。
無駄なことに意味を持たせ、楽しみを見出すのは、その人次第です。
私はこれからも、無駄な時間を楽しみながら、生きていきたいと思います。


