褒め方の第一歩

【褒め方の第一歩】

「子供の褒め方がわからない」という親御さんはけっこういるようです。

「褒め方がわからない」のであれば、「子供には良いところがある」という前提があるので、少しの努力で子供をどんどん褒めてあげることができます。

しかし中には、「自分の子供に褒められる部分なんて無い」と考えている方もいらっしゃいます。

これは、前提がそもそも逆なので、心を入れ替えなければ子供の良いところは見えてきません。

親御さんの中には、褒められて育ってこなかった方もいるかもしれません。

自分が褒められてこなかったので、褒め方がわからず、たくさん叱られてきたので、叱り方はわかるのです。

もしも「褒め方」がわからないのであれば、「褒め方」や「叱り方」を考えてはいけません。

すべきことは、子供をよく見て、「見たままを伝える」ことです。

この時に大事なのは、「評価」ではなく、「事実」を伝えようとすることです。

例えば、「えらいね」「上手だね」「早いね」「かっこいいね」というのは、親の「評価」です。

これは、どんなに子供が頑張った結果であっても、親の基準に届かなければ「できてない」という評価になります。

一方、「事実」を伝えるとはこういうことです。

「着替えができたね」「絵を描いたんだね」「片付けをしたね」「歯を磨いたね」「野菜を食べたね」

まずは、このような事実を口にすることが大切なのです。

親に言われてやったことかもしれませんし、もう、当たり前にできることかもしれません。

それでも、できたこと、やったこと、乗り越えたこと、その積み重ねで1日は成り立っています。

何もせずに1日が終わるなどということはありません。

子供の行動した「事実」に目を向ければ、自然と「この子も頑張っているんだな」という気持ちになってきます。

それに気づいた時、親は子を褒められるようになるのです。

ですから、「褒め方がわからない」人は、まず子供を評価しようとしないことです。

子供は何かしら「できている」のですから、「できているね」と伝える。

それが、子供を褒めるための第一歩です。

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