悩み、苦しみ、理不尽と戦った先に

【悩み、苦しみ、理不尽と戦った先に】
どうすれば私は、幸せな人生を全うできるのか。
これは、私自身の責任において、考え、学び、実践しなければならないことです。
現時点での私の結論は、「夫婦関係をよくすること」です。
自分で言っておきながら、耳の痛い言葉であります。
しかし、事実です。
では、「よい夫婦関係」とは何なのか。
私(夫)の立場で言うのなら、そのためには、「妻が何を求めているのか」を考える必要があります。
綺麗事ではなく、この質問の本質を貫き通すことだけが、夫婦関係をよくする方法だと思っています。
女性が強く求めているものの一つに、「子供が幸せになること」が挙げられます。
もちろんそれは、男性も望んでいることですが、長い妊娠期間と、命懸けの出産を経験した女性にとって、「私がお腹を痛めて産んだ子」という事実は、「父親のあなたよりも我が子を想っている」という誇りに繋がっていることを、尊重してあげなければなりません。
では、子供にとっての最上の幸せとは何でしょう。
それは、存分に遊べることでも、山ほど美味しいものが食べられることでもありません。
それは、お母さんが笑っていることです。
母親の笑顔と安らぎが子供の幸福であり、それによる子供の笑顔と安らぎが母親にとっての幸福なのです。
であるならば、父親の役目は、全身全霊を持ってその環境を作り上げることに尽きます。
では、具体的に私は何をすればいいのか。
一生懸命仕事をしてお金を稼ぐ?
暇があったら家事や育児をする?
休日の家族サービス?
どれも間違いです。
そんなことは妻からすれば、やって当たり前。
残念ですが、それに対して、私が120%の努力をしても、妻の満足を得られる日は来ません。
理由は明白です。
仕事に関して言うのなら、そもそも私は、仕事を”させていただいている”のです。
家族のために”してあげている”のではありません。
妻は、妊娠・出産・育児のために、少なからず仕事を犠牲にしてきました。
本当は、もっと働きたかったし、もっと昇進したかったし、もっとお客様と関わりたいと思っていました。
けれども、子を身ごもり、産むという大役のために、さまざまなことを諦めてきたのです。
それは、私が想像する以上に苦しい試練だったはずです。
家事・育児についても、少なくとも私は、全貌を知りません。
オムツを変えることも、食事を作ることも、掃除・洗濯も、保育園の準備も、子供の送迎もできるかもしれません。
しかし、妻からすれば、このような目に見える仕事は、全体のほんの一部です。
他にも、挙げればキリがありませんが、とにかく、私がどれだけ精を尽くそうが、妻に威張れる日など来ません。
それほど、彼女は偉大なのです。
私がすべきこと。
それは、母親という大役を担う女性の偉大さを知ることです。
その苦しみを知ろうと努力することであり、今までの非礼を胸に刻み、ひと時も忘れないことです。
こう言うと、世の男性は「理不尽だ」と感じるのかもしれません。
しかしながら、女性の方こそ、理不尽と闘ってきたのです。
このマインドセットを持つことが、ようやく第一歩です。
この土台の上にのみ、よい夫婦関係、幸せな人生の形があります。
私の場合は、です。
しかし、誰にとっても言えることがあります。
それは、人生の幸せは、悩み、苦しみ、理不尽と戦った先にしか訪れないということです。
自分勝手と我儘を貫いた先には、何も無いのです。


