一番と一等賞の違い

【一番と一等賞の違い】
子供というのは、「なんでも一番になりたい」ものです。
そこに執着が少ない子もいますが、どんな子でも多少なり、闘争心を持っていると思います。
中には、「一番になりたい欲求」がとても強い子が存在します。
前提として、これは素晴らしいことです。
しかしながら、こういう子の中には、どんな手を使っても一番になろうとする場合があります。
また、「それは勝負とは関係ない」という部分で一番を求めることもあるでしょう。
これもまた、悪いことではありません。
ただ、我々大人からすれば、ズルをしてほしくはないですし、真っ当に戦った結果としての勝利を手に入れて欲しいと願うものです。
そのような時に、子供に言い聞かせて欲しいのは、『一番と一等賞は違う』ということです。
『一番』というのは、「一番先に並んだ」とか「一番最初に手を挙げた」とか、何でも言えます。
それこそ、ズルをしても、勝負じゃないところでも言えるわけです。
しかし、『一等賞』は違います。
決められたルールの中で戦い、全員から認められてのみ、手に入れられる称号です。
ですからもし、子供が負けず嫌いで、一番へのこだわりが強いのであれば、是非とも『一等賞』を目指そうと伝えてほしいのです。
幼い子供にこれを話しても、自信を失わせてしまうかもしれませんから、子供の性格や年齢を考慮した上で伝えてほしいです。
その上で、勝負ではないところで子供が一番を主張した際は、認めてあげてほしいと思います。
「あなたの持っている葉っぱが一番大きいんだね」
「あなたが一番にここへ来たね」と。
そして、もしも決められたルールの中で、子供が一番を獲得した場合には、「それは『一等賞』なのだ」と、伝えてあげてください。
これは子供にとって、かけがえのない勝利経験となります。
その経験は、間違いなく本人の自信となり、努力することの素晴らしさを知るきっかけとなるでしょう。


