楽しみは内側から湧き上がる

【楽しみは内側から湧き上がる】
子供はどんな時に、自分なりの楽しみを見つけるでしょうか。
それはきっと、親に与えられた時ではありません。
「これをやってみなさい」
「きっと楽しいから」
「やって良かったと思うから」
そうやって、どんなに説得されたとしても、納得することはないと思います。
10代から20代にかけては特にそうです。
もちろん、与えられたものに熱中する場合もあります。
けれどもそれは、親の説得が効いたわけではありません。
きっかけは親かもしれませんが、「楽しい」と感じたのは子供自身であり、「続けたい」と思ったのは本人の判断です。
思い返してみてください。
皆さんは、どんなことに熱中し、ハマり、夢中になったでしょうか。
それは、両親から説得されて、楽しみを見出したのでしょうか。
きっと、違うと思います。
自ら楽しみを見出し、その世界に没頭したのではないでしょうか。
少なくとも、私はそうです。
きっかけはどうであれ、私自身が「楽しい」と感じた物事にのみ熱中してきました。
反対に、説得されればされるほど、その物事に対する興味は減っていき、魅力は薄れていった記憶があります。
一方、親がきっかけで「楽しそうだな」と感じることもありました。
それは、親が楽しそうに取り組んでいる姿を見た時です。
親が夢中になっていたら、「何それ?」「そんなに面白いの?」と、好奇心が掻き立てられました。
口で言われるよりも、圧倒的に強い説得力を持っていました。
子供に対し、「これに興味を持ってほしい」と思う、親なりの下心は理解できます。
その下心は、あって良いと思います。
問題はその方法です。
「とっても楽しいよ」と口で言っても、なかなか心に響くものではありません。
それならば、楽しそうに親がやって見せれば良いのです。
親にできるとしたら、それぐらいです。
楽しみというのは、内側からしか湧き上がらないのです。


