脳を進化させる「ぼんやり」

【脳を進化させる「ぼんやり」】
「あそび」は、子供の能力発達のために非常に重要な意味を持ちます。
トップアスリート級の運動センス、常人離れした芸術センス、名門校で通用する理系センス。
こうしたものを鍛えるためには、外遊びも、内遊びも必要で、とにかく自由に、存分に脳を刺激することが大切です。
このような遊びがなぜ運動や芸術、理系のセンスに繋がるのか。
それは、「小脳」を鍛えることにつながるからです。
小脳は「空間認知」の司令塔です。
スポーツはもちろん、芸術、音楽、言語理解、理系能力と密接に結びついています。
さて、脳は得た情報を咀嚼し、センスに変換する作業をします。
そのために必要なのが「睡眠」です。
睡眠中の脳は、今ある情報を整理して、内なる世界観を構築するために、外からの情報を一旦遮断します。
しかし、睡眠中でなくとも、脳は必要性を感じたら「外界からの情報を遮断し、脳を進化させるモード」に入ることがあります。
それこそが「ぼんやり」の正体です。
小脳の発達が著しい8歳までの子供において頻繁に訪れ、脳科学的には、男児にその傾向が強いとされています。
皆さんは、お子様のそのような状態を見たことがあるでしょうか。
例えば、靴を片方履いたと思ったら、ある一点を見つめた状態でフリーズし、作業が止まる。
「え?どこいっちゃったの。大丈夫?」と心配になりますよね。
何が起きているか分かっている私でも、ツッコみたくなります。
そういう時はグッと堪えて、「神秘的なものを見た」と感動してください。
子供の脳が活性化し、アップグレードしている最中です。
このように、「あそび」と「ぼんやり」の組み合わせで、子供の脳は発達していきます。
もちろん十分な睡眠も、子供の健全な発育のためには非常に重要です。
寝る子は育ちますし、ぼーっとする子は天才なのです。


