寝る前に学べ

【寝る前に学べ】
睡眠は誰にとっても大切です。
起きている時に脳が休んでいないことは言うまでもありませんが、寝ている時も脳はフル稼働しています。
脳は未だ謎に包まれていますが、睡眠の役割の少なくとも一つは、「記憶の整序と固定化」です。
記憶が睡眠によって強固になることを示した実験の中で、「レミニセンス現象」というものがあります。
これが面白い。
ブラウン博士らは、大学生207名を募って、あるテレビゲームの成績を測定しました。
学生はまず、朝9時に60分間練習をします。
そして12時間後、つまり夜9時に再度ゲームをやってもらいます。
すると平均スコアは約50%に低下します。
ところがその後、7時間の睡眠をとり、再び朝9時にゲームをすると、スコアは訓練直後のレベルまで回復しました。
朝9時(訓練)→夜9時(スコア↓)→睡眠(7時間)→朝9時(スコア回復)
面白いのはここからです。
次に、ゲームの訓練を朝9時ではなく、夜9時に60分間やってもらいます。
その後7時間の睡眠をとってもらって、翌朝9時に再びゲームをします。
すると、同じ12時間のブランクがあるにも関わらず、成績が低下するどころか、なんと20%も向上したのです。
さらに12時間後、つまり夜9時に再テストをしても、増強は保持されたままでした。
夜9時(訓練)→睡眠(7時間)→朝9時(スコア↑)→夜9時(スコア保持)
これがレミニセンス現象です。
この実験から言えることは、二つあります。
まず一つ目は、睡眠が、物事の学習・習得、技術向上に関連しているということ。
そして二つ目は、そのようなインプットは睡眠直前に行う方が、より効果があると言うことです。
必ずしもそうとは言い切れませんが、これは私たちが何かを学んだり、成長したりする上で貴重な情報です。
少し頭に入れておくだけでも、大きな差となるのではないでしょうか。


