子育ての寛大さとは

【子育ての寛大さとは】
それは、子供の子供らしさを受け入れる姿勢にあります。
子供が着ているきれいなシャツは、ずっときれいなままではないこと。
歩くのではなく走るのが、子供にとってのあたりまえの移動手段であること。
衝動的で、情緒的であること。
寛大さの本質は、子供はあらゆる種類の感情や願望を抱く権利を生まれながらにして持っているという事実を、受け入れることです。
願望を抱くのは自由です。
そこに制限があってはなりません。
あらゆる感情、空想、思考、夢、欲求は、いかなる内容を持っていようとも、尊重され、受け入れられなければなりません。
そして、適切な手段を通して表現することが許される必要があるのです。
例えば、子供が「猫のしっぽの中身が知りたいから、ハサミを使って切ってみたい」と言ったとします。
大人の私たちからすれば、非道で恐ろしい考えに聞こえます。
「そんな、恐ろしい考えは今すぐ捨てなさい!」「なぜ、そんな残酷なことが言えるの?」と、責め立てたくなるかもしれません。
しかし、子供の中には、事実として好奇心が芽生えているのです。
実際にそうするわけにはいきませんが、子供がそう感じた心は尊重しなければなりません。
感情は許し、行動は制限するのです。
こんなふうに言うのはどうでしょう。
「中がどうなっているのか気になるんだね。
でも、尻尾はそのままにしておいてあげなきゃいけないよ。
猫の尻尾の中身がわかる絵がないか探してみよう」
そうすれば子供は、自分の考えが尊重され、好奇心を満たすこともでき、道徳の基準を学ぶこともできます。
子供は時に、残酷な表現をします。
それは、純粋な心を持つ子供だからです。
大人は、その自由な心を認め、許されるべき行動や、必要に応じて適切な言い回しを教えてあげなければなりません。
子供にとって、感情と行動の両方を否定されることほど、辛いことはないのです。
そうしたストレスは、いずれ別の形で大人の前に姿を現すでしょう。
ですから、私たち大人は、寛大さを持つ必要があります。
そのための具体的なテクニックの一つが、子供の感情を肯定する態度なのです。


