偶然なんてない

【偶然なんてない】
ふとした時に、家を出て散歩に行った時のことです。
道端で、高齢の女性とすれ違いました。
「こんにちは」とあいさつをすると、女性は足を止め、たくさんのお話を聞かせてくれました。
出身地のこと、旦那様のこと、若い世代に対する思い、ご自身の趣味。
ほんの10分程度でしたが、とても有意義な時間でした。
私は、こうした出来事の度に、こんなことを考えます。
「私があの瞬間に、『家を出て散歩をしよう』と思わなければ、あのお婆さんと出会い、会話をすることは無かったんだ」
そしてもし、私の方から「こんにちは」と挨拶をしなかったら、身の上話を聞かせてくれることもなかったでしょう。
不思議な感覚です。
人生は巡り合わせです。
それは果たして、偶然の連続なのでしょうか。
私はそうは思いません。
偶然なんて無いのです。
私はあの時、私の意思で散歩に出かけました。
だからこそあのお婆さんと出会い、自分から挨拶をしたからこそ、たくさんのお話を聞かせていただくことができました。
もしも私が、別のタイミングで散歩に出かけていたら、違う人から違うお話を聞けたかもしれませんし、誰とも出会わず雨に打たれていたかもしれません。
いずれにしろ、それらは全て、偶然の出来事では無いのです。
私が書いているこの文章を、見てくださる方があなたであることも偶然ではありません。
私がこれまでの人生において無縁だった立川の地に、体操クラブを創設したことも、たまたまではありません。
そこに多くのお客様が訪れてくださり、かわいい教え子たちができたことも、偶然の出会いではありません。
私が行動し、私以外の方々が行動した結果です。
これを、「つながり」と言うのだと思います。
最初の話で言うならば、私の「散歩に出かけよう」という思いと、お婆さんの(理由はわかりませんが)「外に出よう」という思いが「つながった」から、私たちは出会ったのです。
そんなことを考えていると、私は本当に恵まれているのだと、幸せな気持ちになります。
出会いに偶然はありません。
私はこれからも、つながりを大切にしたいと思います。


