どんな前提を持つか

【どんな前提を持つか】
私の好きな実験をご紹介します。
アメリカの学校で、新しく赴任した教師に「このクラスで優秀な子は、名簿の1番、6番、13番、27番、31番だから、よろしく」と伝えて担任をしてもらいました。
じつは、伝えた5人は優秀でもなんでもなく、無作為に選んだ5人。
ところが半年後、その5人の成績が圧倒的に伸びたというものです。
なぜそんなことが起きたのか。
その理由は、先生が5人の生徒に対し、疑うことなく「優秀な子だ」という目線で声をかけていたからです。
問題がうまく解ければ「やはり、君なら解けると思ったよ」と声をかけ、間違っても「大丈夫さ、君なら解けるようになる」と励まし、突拍子もないことを言っても「素晴らしい、独創的な着眼点だ」とほめました。
すると、子供はやる気になり、どんどん成績が伸びていったのです。
思い込みというのは、こうまで現実を動かします。
この実験からわかることは何でしょう。
ひとことで言えば、「思い込みで人は変わる」ということです。
もっと詳しく言えば、こうなります。
前提が変われば見方が変わり、見方が変われば接し方が変わり、接し方が変われば人は変わるということです。
ただし、前提を変えるというのは簡単ではありません。
半信半疑ではダメなのです。
心の底から、「そうである」と信じる必要があります。
さて、皆さんはどのような前提を持って子供と関わりますか。
あるいは、どのような前提を持って、今子供と関わっているでしょうか。
その前提こそが、あなたの子供を見る目に影響します。
そして、それは接し方となり、子供の行動に反映されます。
最終的に、親の前提通りに子供がなるのです。
まさに、「思ったとおり」というわけです。


