キャンプの価値とは何なのか

【キャンプの価値とは何なのか】
私は昨日、神奈川県で開催したサマーキャンプを終えました。
頼りになる最高のスタッフと大好きな子供たちをはじめ、関わった多くの人々の力で作り上げた、唯一無二のサマーキャンプです。
私は教育研究者として、このイベントにどんな価値があるのかを自問自答し、その価値を追求し続けて来ました。
いきなりマイナス面を挙げるようですが、ひとことで言って、サマーキャンプはリスクの塊です。
怪我、自然災害、食中毒、熱中症、野生動物、毒を持つ野草や昆虫、、、
これらのリスクは、普通に生活していればある程度避けることが可能な、むしろ避けなければならないと考えられていることかもしれません。
しかし、こうしたリスクが存在する環境こそが、私たちのいる世界です。
そのリスクに、個々や集団の力で立ち向かい、助け合い、解決する知恵を出し合う営みが、世界を満喫するということだと思うのです。
運動しなければ怪我はしませんし、部屋の中にいれば熱中症にはならないかもしれません。
しかし、それでは私たちは、限界まで体を動かし、夏の日差しを受ける喜びを味わうことはできないのです。
想像できるでしょうか。
「夜、雨が上がったら、カブトムシを探しに行こうか」と伝えた時、子供たちが本気で天に願う姿を。
「雨が降っていても絶対に行く」と訴える、好奇心と覚悟を。
一体、どれほどの経験がこの二日間に凝縮されていたことでしょう。
重たい荷物を運んだこと、綺麗な虫をみつけたこと、みんなでお風呂に入ったこと。
普段と違う活動をし、自分でご飯を作れば、お腹の空き方も、食べた時のおいしさも未知の経験となります。
何度も宿泊キャンプを経験している私からしても、毎回未知の経験の連続なのです。
ここでしか得られないこの価値を大切にし、関わった人々に与え続けること。
それが私の責任であり、使命だと思います。


