嫌いな人のことを好きになる心理テクニック

【嫌いな人のことを好きになる心理テクニック】
出会ったすべての人から好意を持たれるというのは、きっと難しいことです。
なぜなら、自分への評価は他者が決めることだからです。
では、出会う人全てを好きになることは可能でしょうか。
これならば、自分次第です。
ある心理テクニックがあります。
ひとことで言うと、嫌いな人を好きになる方法です。
その方法は、相手の嫌いだと感じる部分を、「欠点」だと捉えるというものです。
そして、欠点と利点を分けて考えます。
完璧な人間など、この世に存在しません。
言い換えれば、人は誰しも欠点を持っているということです。
他人を嫌悪する原因は、その人の欠点が自分にとって不快であったり、不都合であったりするからです。
しかし一方で、どんな人にも長所があり、それが自分にとって良い形で働くこともあります。
ですから、「この人には欠点がある、しかし同時に利点もある」という前提を持つことで、盲目的にならずに良好な関係を築くことができると言います。
例えば、デリカシーがないと感じる相手がいたとします。
「この人、空気が読めないな」
「言わなくてもいいことを言うな」
このような印象を受けた時、その人のことを苦手だと感じるかもしれません。
そんな時は、「デリカシーがないところが、この人の欠点なんだ」と認識します。
よく、「正直者」「言いたいことを言える」などと、ポジティブな表現に言い換えるテクニックもありますが、それは自分の本当の感情と衝突するかもしれません。
ですからここでは、「嫌だな」と感じることは、素直に「この人の欠点だ」と捉えることが大切なポイントです。
そして、欠点を認めた上で、改めて関係を深めていけば良いのです。
私は、この心理テクニックを知った時、子供に対する教育で活用できると感じました。
子供は自分の感情に正直です。
同世代の子と関わっていると、何かと「あの子嫌い」という状況になります。
「そんなひどいこと言わないの」と言ってしまえば、その子の感情を否定することになるかもしれません。
ですから、「あなたがそう感じたということは、それがあの子の欠点なのかもしれないね」と伝えます。
「この世に欠点がない人は1人もいないし、欠点しかない人も1人もいないんだよ」と、そんな話もできるかもしれません。
この考え方のメリットは、盲目的にならないという点にあります。
人は、相手を嫌いだと思うと、その人の短所しか見えなくなりますが、嫌いな部分を「欠点」だと受け入れれば、視野を広げて相手を見ることができるからです。
コミュニケーション教育において非常に重要な、将来の財産となる考え方だと感じました。


