子供は「からだ→こころ→あたま」の順に成長する

【子供は「からだ→こころ→あたま」の順に成長する】
乳幼児をイメージしてください。
触る、寝返る、座る、立つ、歩く、走る
こうした、身体活動を通して世界を理解していきます。
つまり、身体を動かすことで外界から刺激を受け、「感覚」を得ているのです。
この時期は、とくに「からだ」を刺激することで、
バランス感覚、力の調節、手と目の協調、空間認知、動きの予測、動きの修正といった経験が得られます。
この経験が後に、「考える」「試行錯誤する」「集中する」といった能力にもつながっていきます。
次に、「こころが育つ」とはどういうことか。
それは、「自分はある課題を達成できる」という認識を得ることです。
心理学では『自己効力感』といいます。
何かを試す→できない→何度も挑戦する→少しできる→さらに続ける→できた
この繰り返しによって育まれる心です。
他にも、失敗から立ち直る、他者と協力する、ルールを守る、悔しさをコントロールするといったさまざまな心の強さが関連します。
これは、「からだ」という基礎の上に乗る「こころ」という土台です。
そして、その上に「あたま」という柱が立ちます。
ここでいう「あたま」は、単に知識のことを言うのではありません。
考える、集中する、我慢する、計画する、工夫する、問題を解決するといった認知機能を含めた、知能すべてのことです。
例えば、跳び箱が跳べないとします。
「どうして跳べないんだ!」と思っているだけでは、からだもこころもあたまも働いていません。
「助走を速くしてみよう」
「踏切を変えてみよう」
「手を遠くについてみよう」
「できる子の動きを観察してみよう」
「先生に聞いてみよう」
このように、仮説に基づいた実行と、その結果を修正して成果を手にいれるプロセスが、「頭を使う」ということなのです。
まとめると、からだを使って世界を知り、そこで感情を経験し、それを元に考える力がつくという流れこそが、揺るぎない子供の発育段階だと言えます。
つまり、「からだ→こころ→あたま」というわけです。


