どうすれば自信がつくのか

【どうすれば自信がつくのか】
目の前の生徒が、自分に自信を持つためにはどうすればいいか。
これを考え続け、今日まで子供たちと関わってきました。
そこに、明確な一つの答えは存在しません。
例えば、「ほめて育てれば良い」などという結論は無いということです。
「ほめればほめるほど、子どもは伸びる!」ドロシー・ロー・ノルト
という本があります。
とても素晴らしい内容で、参考になる学びにあふれています。
また、
「ほめると子どもはダメになる」榎本 博明
という本があります。
こちらも、心打たれる内容でした。
この、相反するようなタイトルの二つの本は、別々の主張をしているようで同じメッセージを秘めています。
そのメッセージにこそ、「子供に自信を持たせる教育」のヒントがあるはずです。
それは、「子供をよく見なさい」ということです。
この子にその言葉を言った時、この子の性格、感性、価値観を踏まえると、どんな結果を招くのかを真剣に考えるということです。
ほめて伸びる子もいれば、ほめるとダメになる子もいます。
叱ると心が折れてしまう子もいれば、叱ることで自信を身につけていく子もいます。
どんな言葉で褒めるのか、あるいは叱るのかも関係します。
どんな人間が、その言葉を発するかも重要です。
言い換えれば、その人が普段どんな態度で子供と接しているかによって、同じ言葉を使っても伝わり方が変わるということです。
簡単にまとめると、「子供をよく見る」というのは二つの要素があります。
ひとつは、子供の特性にあわせた関わり方をするということ。
もうひとつは、いざという時に言葉が届くように、日頃から誠実な態度で関わるということです。
ほめると子供は伸びるというのは、「とりあえずほめておけば良い」というメッセージではありません。
ほめると子供はダメになるというのは、「決してほめてはならない」というメッセージではありません。
結局は、一人一人の子供と真剣に向き合い、その子に合った関わり方を模索し、教育する側である自分自身が立派であるよう努める態度が大切なのだと思います。


