快適ゾーンを抜け出す
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【快適ゾーンから抜け出す】
今日の内容はちょっとアスリート向けかもしれません。
練習には3つのエリアがあると言われています。
快適ゾーン、学習ゾーン、パニックゾーンです。
快適ゾーンとは必要十分なスキルが得られている段階で、本人が「十分だ」と考えている以上どれだけ経験を積んでもスキルの向上は見込めません。
学習ゾーンとはさらにスキルの向上を目指し、トレーニングメニューを最適化したり、練習環境を変えたり、意識改革をするエリアであり、ほぼ際限なくスキルを向上させることができます。
パニックゾーンとは今の自分の能力では手に追えないレベルの領域に足を踏み入れてしまっている状態で、強い不快感や恐怖を感じるためにスキルの向上は見込めません。
アスリート的な思考で考えるのであれば、快適ゾーンから抜け出し学習ゾーンに入ることを意識しなければ成長はありません。
自動車の運転に例えるとわかりやすいです。
運転免許を取得してから10年間経過した人と、20年間経過した人では、同じ頻度で同等の車体サイズの車を運転していたのであれば一般的にそれほど運転技術に差はありません。
ある一定の水準までいけば、それ以上運転スキルを高める必要が無いからです。
今後どれだけ長い間運転経験(練習)を積んでも、ドリフトカーブができる様にはなりません。
それはドリフトカーブができる様になりたいと思っていないし、できる様になるための練習環境にもいないからです。
さて、どんな物事においても、スキルの向上には最適な練習環境と「上達したい」と思う意志が不可欠となります。
少々ストイックな内容になってしまいましたが、快適ゾーンから抜け出し、学習ゾーンに居続けることが成長のカギです。