YouTubeはいけないのか

【YouTubeはいけないのか】
YouTubeに限ったことではありませんが、スマホが我々の時間を奪い、子供の発育にとって悪影響であるという主張は至る所で目にします。
例えば、スマホによる直接的な影響としてまず挙げられるのは、習慣化と依存化です。
アプリやゲームなどの機能が脳の報酬系を過剰に刺激することで起こり、使い過ぎればそれ以外の物事に対する意欲が低下します。
YouTubeなどのショート動画は数秒〜数十秒のサイクルで新しい刺激が得られます。
広告を見る必要もありませんし、アルゴリズムによって利用者が快楽的な刺激を得られるコンテンツを集中的に与えられます。
これにより、特に子供は物事を待つことが苦手となり、自分にとって刺激的なことが次々と起こらない日常が退屈になり、スマホが無いとつまらない、不機嫌ということにも繋がります。
他にも、間接的な影響として、コミュニケーションの機会の低下、運動不足による生活習慣の悪化、就寝時間の遅延(睡眠の質の低下)なども挙げられます。
では、スマホは完全悪なのか。
そうとは言えません。
スマホという文明は、私たちに多大な恩恵を与え、人々の生活や仕事を支えています。
YouTubeによって、これまで一般人が知り得なかった専門的な知識や技術を、映像と共に分かりやすく学ぶこともできます。
要は使い方次第です。
しかし問題は、この高度なデバイスから、メリットだけを抽出できるのかということです。
ましてや発達の未熟な子供が、強い自制心を持って、上記のような悪影響を避けることができるでしょうか。
きっと、大人でも難しいはずです。
とはいえ、もはやスマホは我々の生活に溶け込み、避けられないものとなりました。
今はどれだけ子供に制限をかけようとも、いずれその制限は無くなるのです。
この時代にいる以上、私たちはスマホと共に生きていくしかありません。
子供たちにも、共生の仕方を教えていかなければなりません。
昔とは、子育ての大変さの種類が違うと感じます。
私たちは、この便利すぎる世の中で、楽しすぎる世界で、どのように生きていけば良いのでしょうか。


