努力では越えられない壁

【努力では越えられない壁】

努力で超えられないものがあるとしたら、それは何でしょうか。

「才能」?

なんとも悲しい響きですね。

とは言え、綺麗事ではなく、私たちは遺伝によってある程度は能力に差を持って生まれてきます。

当然ながら、体格が大きい子もいれば、小さい子もいます。

大きい子はバスケットボールで有利かもしれませんし、小さい子はボートレースで有利かもしれません。

そこに努力で埋められない差は少なからずあるでしょう。

しかし、今回はそういう話ではありません。

努力で超えられないもの、それは「好き」という気持ちです。

ここで言う「努力」は、目的のための練習や鍛錬、学習などのことです。

たとえば、資格を取るための勉強や、試合で好成績を収めるための練習、節約のためのDIYもそうです。

一方「好き」に目的は必要ありません。

資格を取るために勉強しているのではなく、その分野の勉強がしたくてたまらないのです。

試合で結果を出すことが目的ではなく、とにかくそのスポーツの練習が楽しくてたまらないのです。

節約するためではなく、好きだから自分で作るのです。

好きだからしている行動に、努力の自覚はありません。

ゲームをしているのと同じです。

一般的に、ゲームをしている子を見て「努力している」とは表現しないでしょう。

放っておけば何時間でも熱中してしまう、それが「好き」のパワーです。

そこにはこだわりが生まれ、工夫が生まれ、独自性が生まれます。

努力が「苦」を伴うとしたら、好きはどこまでも「快」です。

表現が難しいのですが、好きな物事であれば、苦しいこと(例えば筋肉痛など)すらも「快」なのです。

上手くいかなくても、それすら楽しいのです。

そんな物事に出会えるのは奇跡だと思うでしょうか。

きっとそんなことはありません。

よく観察していれば、子供が熱中している物事は山ほど見つかります。

「もうやめたら」「いいかげん帰りますよ」と言うことがあるのだとしたら、それは子供が今、好きで好きでたまらないことかもしれません。

それを発掘していくのも、子育ての楽しみですよね。

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