体が先にある

【体が先にある】
私たち人間は、高度な知能を持った生き物です。
考え、作り出し、悩み、苦しみ、愛を感じることができます。
しかし、忘れてはいけないことがあります。
これら神秘的な脳の機能は、体の機能が土台にあるということです。
丈夫な体があるから、豊かな心が育つのです。
体をほったらかしにして、心を優先的に育てるということはできません。
例えば、赤ちゃんは、目に映ったものにどんどん手を伸ばします。
そして手で掴み、小さなものであれば必ず口に運びます。
口腔内で物体の形や硬度、温度、味、さらには微生物などの膨大な情報を獲得するのです。
ハイハイができるようになれば、移動するたび視界が変化するようになり、やがて登ったり、転がったり、潜り込んだり、滑り落ちたりといった多彩な全身運動を通して、よりレベルの高い感覚を磨いていきます。
このような原始的な感覚こそ、最も重要な基礎なのです。
基礎的な感覚無くして、人の気持ちを考えるなどといった高度な感覚は身につきません。
心と体は繋がっています。
そして必ず、体が先にあるのです。


