激励とは何なのか

【激励とは何なのか】

小学生の頃、書道を習っていた時期がありました。

そこは曹洞宗のお寺だったのですが、思い返せば書道をしていたと言うより、修行をさせていただいていたと言う方が正しいかもしれません。

週に一度ですが、般若心経を読み、ご焼香をあげ、坐禅を組み、墨液は硯で炭を磨って作りました。

曹洞宗は坐禅を重視していることもあり、子供の私にとっては長い時間だった記憶があります。

坐禅の最中は、「警策(きょうさく)」という法具を使って肩を叩いていただきます。

子供なので手加減してもらっていたのだと思いますが、なかなかの衝撃でした。

さて、警策には眠気を覚ます目的もありますが、罰ではありません。

激励のための親切の棒です。

ですから、警策を受けるとお互いが感謝の礼と合掌をします。

理不尽に強く叩かれる割に、怒りが湧いてこないのは不思議な感覚です。

その先生(和尚さん)の人柄が素晴らしかったかもしれません。

教えを受けるという有り難みを、教える側が言うのは難しいものです。

教える側がすべきことは、自分を磨くことなのだとつくづく思います。

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