教えないとできないのか

【教えないとできないのか】

「教える」というのは、単純に物事を説明したり、やり方を見せたり、実践(練習)させることだけを言うのではありません。

むしろ、説明しない、やらせない、要は「教えない」という教え方もあります。

私たちは少ないものに価値を感じ、多いものには価値を感じません。

いつでも学べる、誰でも学べる、当たり前のように学べる、むしろ学ぶことを強制すらされている。

そのような世の中だからこそ、学びの価値を伝えるのは難しいです。

教えも同じです。

いつでも教えてもらえる、頼んでもないのに教えられる状況では、教わることの有り難みを理解できません。

もちろん、詳しく丁寧に教えてもらうことで安心して物事に取り組める子もいます。

しかし一方で、教えられることで逆に力を発揮できなくなる子もいるのです。

教えの目的は「教える」ことではありません。

できるようにしたり、わかるようにすることです。

教えることで怠慢になるなら、あるいは教えないことで自ら学ぶようになるなら、それは教えない姿勢こそがその子への教育なのです。

こんな駆け引きも、教育の面白さです。

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