なぜストレスは人を老化させるのか

【なぜストレスは人を老化させるのか】

これを説明するためには、「自律神経」と「ホルモン」の関係を見ていく必要があります。

この二つは、体の二大制御機構です。

自律神経というのは、私たちが自分の意思で動かすことができない、「心臓」や「腸」などの運動を司る神経です。

そしてこの自律神経は、昼間に優位になって身体を活性化させる「交感神経」と、夜間に優位となって身体を休息させる「副交感神経」のバランスによって成り立っています。

強いストレスをいつも感じていると、このバランスが崩れ交感神経が優位な状態に傾きます。

毛細血管が収縮し血圧が上がり、血流が悪くなって身体を冷やすことで、各種酵素の働きや免疫細胞の活動を鈍らせます。

また、夜間に副交感神経の働きを抑制するので、睡眠中に分泌されるホルモンが不足し、日中にダメージを受けた細胞の修復が滞ります。

さらに、ストレスに抵抗するために副腎皮質ホルモンが分泌されることで、その合成分解によって活性酸素が発生し、体を酸化(老化)させます。

このように、強いストレスによって交感神経が優位な状態が続くと、高血圧、血流障害、低体温を招き、免疫力が大幅に低下することで、ガンを含む様々な生活習慣病を呼び込みやすい体質となってしまうのです。

それだけでなく、こうした状態は細胞の劣化につながりますから、身体の内側も外側も老化してしまいます。

念のため言っておきますが、ストレスが悪いのではありません。

ある程度のストレスは、人が健康に生きる上で必要です。

過度のストレスが長く続く状態が、人を不健康にするという話です。

では、こうした悪いストレスを避けるには、具体的にどうすれば良いでしょうか。

そのためには、二つのことを意識する必要があります。

一つは「気にしすぎ」をやめることで、もう一つは「自分をご機嫌にする」ことです。

これには、練習が必要だと思っています。

物事を現実よりも深刻に受け止めないよう意識をし、自分はどうすれば気分が良くなるのかを試行錯誤しながら過ごすということです。

自分の意思では動かせない自律神経やホルモンも、統括しコントロールするのは体の主人である自分自身であることを忘れてはいけません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です