責任感はどんな時に最大になるのか

【責任感はどんな時に最大になるのか】

1人で体操のマットを運ぶ時、当然ですがマットを運ぶために必要な責任は、その1人が100%持っています。

ここで言う100%の責任とは、どこに運ぶのかという目的意識、どこを通るのかの判断、障害物にぶつからないようにする工夫など、考えなければならない物事全てです。

では、2人でマットを運ぶとします。

すると、この2人はそれぞれ100%の責任を発揮するでしょうか。

答えは否です。

これはマットの重さや力加減の話ではなく、目的達成のためにどれだけ真剣になるかの度合いだと思ってください。

イメージの話ですが、1人あたり80%〜95%に落ちます。

そして3人、5人、10人、100人と人数が増えるにつれ、この責任の度合いはどんどん低くなり、90%頑張る人もいれば5%しか頑張らない(サボる)人もいる、中には足を引っぱる人すら現れるかもしれません。

これが集団で一つの物事に取り組む難しさです。

どんなに責任感の強い性格の人が集まっても、100人でマットを運べば誰かが手を抜きます。

その人のせいではなく、仕組みのせいなのです。

マットを運ぶというシーンを例に挙げましたが、これはどんな物事にも当てはまります。

そして、教育に応用して考えることができます。

子供に責任感を持たせようと思ったら、原則は「一人一役」です。

「みんなで力を合わせて完成させよう!」は真逆の教育効果を発揮します。

「サボらないでやって」などという声かけは無意味に等しいでしょう。

みんなで何か一つのことをするのは『楽しむ時』や『団結する時』であり、責任を持たせる教育ではありません。

責任を持たせたいのなら、必要なのは「あなたがやらないと絶対に物事が進まない」という確信を相手に理解させる仕組みです。

それに一人でやれば、達成した時の達成感も100%自分のものとなります。

それぐらい、「あなたたち」ではなく、「あなた」に仕事を任せるということには、価値があるのです。

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