子供にどれだけ干渉するのか

【子供にどれだけ干渉するのか】

2015年、マサチューセッツ州ケープコッドで、7歳と9歳の兄弟をビーチで遊ばせていたところ、監督不十分と判断され、両親が子ども危険行為の疑いで逮捕・書類送検された。

2014年、米メリーランド州では、6歳と10歳の兄妹を公園や自宅周辺で一人で歩かせたことに対し通報があり、警察と児童保護サービス(CPS)が介入した。

皆様はこれを見て、何を感じたでしょうか。

舞台はアメリカですから、まず日本とは社会的背景が異なります。

当時のアメリカでは、銃の乱射や児童誘拐といった事件が多発し、それに対する「子どもは常に危険に晒されている存在」という認識が社会的に浸透しました。

ですから、米国社会が子供をどう育てるかというのは、私の口の挟むところではありません。

今でこそ日本でも使われますが、アメリカでは昔から「ヘリコプター・ペアレンティグ」という言葉があります。

親がヘリコプターのように子どもの上空を旋回し、監視しているという意味で、要は「過干渉育児」のことです。

これは批判的に使われた言葉ですが、子供を一人で遊ばせていて逮捕されてしまう社会だとしたら、むしろ過干渉を推奨しているようにすら感じます。

さて、私たちの住む日本は、世界トップクラスの治安を誇る国です。

ニュースでは日々、さまざまな危険が報じられるので、まるで安全な場所など無いかのようですが、日本という国は本当に恵まれているのです。

私は冒頭の事例(その他同様の記事)を見た時、まず過干渉育児が子どもに与える悪影響が頭を過りました。

例えば、先回りして危険を退けたり、失敗を経験させなかったり、あるいは常に監視されているというストレスなどです。

その次に感じたのは、日本という素晴らしい国に生まれた有り難みです。

ある人がどんなに悲観的な見方をしようとも、日本は過ごしやすく、子供を育てやすい国であることは疑いようの無い事実です。

その上で、親がどれだけ子供に干渉するのか、子供にどれだけ自由を与えるのかということは、信念を持って考えていかなければならないと思いました。

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