自信と自尊心の違い

【自信と自尊心の違い】
私もつい、同じような意味合いとして使ってしまうことがありますが、みなさんはこの二つの言葉の違いをご存知でしょうか。
自信というのは、「できる」という評価に基づく自己信頼のことです。
例えば「テストで点数が取れたから自信がある」「逆上がりができる自分はすごい」といったように、根拠があるから自分を信じることができます。
相手に勝つ経験や成長体験を通して身につけることができますが、失敗や評価によって揺らいでしまうという側面も持っています。
一方自尊心は、「存在そのもの」に対する肯定感のことです。
「負けても、失敗しても自分には価値がある」「うまくできなくても自分はダメじゃない」と思えることで、自分への評価は、比較の外側にあります。
これは簡単に身に付く力ではありませんが、手に入れれば人生を支える土台となります。
まとめると、自信とは「できる自分」を信じる力であり、自尊心とは「できなくても自分には価値がある」と感じられる力のことです。
このことから、「自尊心がある=自信が高い」というわけではないことが分かります。
自尊心がないまま自信だけを育てていけば、その根拠が揺らいだ時に自分の価値まで揺らいでしまうことになります。
かといって、自尊心さえあれば良いという話でもありません。
現実的に、「自分は何もできないけど、それでも自分は価値ある存在だ」と本心から実感できる子供は珍しいでしょう。
要は、自信と自尊心、この二つは並行して育てていく必要があるということです。
ではその方法を具体的にお教えします。
「できたら褒める」は自信に繋がる教育です。
ここで言う「できたら」は、成功したことに限らず、挑戦したことや行動したこと、勝ったことなど、根拠があること全てです。
そして、「できなくても尊重する」のが、自尊心を高める教育になります。
これは口で言うほど簡単ではありません。
「あなたはあなたのままでいいのよ」という言語だけで伝わるものではないでしょう。
表情や態度、その他様々な行動が「あなたを尊重する」という姿勢にならなければ、そのメッセージは伝わりません。
自信と自尊心、この二つが揃った時、本当の「折れない心」が育まれるのです。


