小学生の頃に抱いた疑問

【小学生の頃に抱いた疑問】
みなさんご存知「九九」。
小学校2年生の2学期になると、算数の授業で始まります。
「いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさん、、、、、」
と、覚えていって。
「、、、、、にごじゅう」
あれ?
「が」が無くなった。
三の段でも、「さざんがく」までは「が」が入るのに、「さんしじゅうに」からは「が」が無くなります。
統一性を持たせるなら、「にごがじゅう」と続いた方が気持ちがいいですし、途中で無くすなら最初から付けなければいいのに。
そもそも「が」って「=」の意味じゃないの?
どうして途中から消えちゃうの?
こんなふうに、小学校の頃疑問に思った方はいますか?
私はこれが気になって仕方ありませんでした。
そして担任の先生に聞いたのです。
「どうして途中から「が」が無くなるの?」と。
すると先生は、「リズムが良くて覚えやすいから」と仰いました。
結局私は、なんだか腑に落ちないままこの疑問に蓋をし、気がつけば大人になっていました。
しかし、今読んでいる教育関連の書籍に偶然真実が書かれていました。
九九における「が」は、なんと「0」を意味していたのです。
「常識でしょ?」と思った方はいるでしょうか。
恥ずかしながら、私は知りませんでした。
例えば、「ににんがし」の「がし」の意味は「04」。
同様に「にさんがろく」は「2×3=06」、「にしがはち」は「2×4=08」の意味です。
そして「2×5」になると答えの位が一つ上がります。
だから「が」が消えて、「にごじゅう」→「2×5=10」となるのです。
気になる方は、他の段も確かめてみてください。
これは、日本に現存する最古の数学書「塵劫記(じんこうき)」にも記されているとのことです。
私はこれを知った時、感動しました。
小学生の頃、引っ掛かっていた謎がようやく解けたのですから。
もしもこれを、好奇心を持ったあの頃に教えてもらっていたら、私はもっと算数が好きになっていたでしょう。
九九に限らず、みなさんのお子様が些細なことに疑問を持った時は、是非とも一緒に調べてあげてほしいのです。
それはとても奥の深いことかもしれませんし、それによって子供のやる気が大きく高まるかもしれません。


